「『もののけ姫』のサンとアシタカがやってる」って、本当!?
今回はこの一説を、シンプルに否定させていただこうと思います。
(やってる説を信じてる方には、ごめんなさい。)
この記事で分かること
- 『もののけ姫』「サンとアシタカがやってる説」を否定する根拠
- サンの生理事情について、まじめな考察
- サンとアシタカの、意外すぎる「その後」(公式情報)
- 都市伝説「サンに子孫がいる」?
筆者はただのファンのひとりなので、詳しい資料や、裏事情を持っているわけではありません。
ただ、『もののけ姫』を視聴する限りでは、「サンとアシタカが洞窟のシーンでやってる(=肉体関係を持った)」説は、完全にないだろうと考えているんです。
その根拠や、生理事情、サンとアシタカのその後について、個人的な考えを含め、まとめました。
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『もののけ姫』サンとアシタカが洞窟で「やってる説」を否定する根拠

改めて、筆者の個人的な意見なのですが、「『もののけ姫』サンとアシタカが洞窟でやってる(=肉体関係を持った)」説は、完全に「ない」と思っています。
そのたったひとつの根拠を、説明します。
※あくまで個人の考えです。公式から正式に言及されていない以上、作品の解釈は個々にゆだねられているものだと考えています。
「そういう意見もあるか~」くらいの、ライトな気持ちで楽しんでくださると嬉しいです。
【前提の共有】「サンとアシタカが洞窟でやってる説」とは?
「サンとアシタカがやってる説」は、ネット上にある「もののけ姫の都市伝説」のひとつです。
「やってる説」内容
アシタカが、サンやモロの住処だと思われる洞窟に滞在中のこと。
ここでアシタカとサンが、いわゆる「男女の関係になったのではないか」という考察のひとつ。
サンが脚を出して無防備な姿で眠っていることや、2人の間の空気感などから、このように考えられているようです。
あとで説明していますが、公式関係者が語ったとされる内容が根拠となっているために、「違和感はあるけど、まあそうなのか……」と落とし込んでいる人が多いように思います。
たしかにこのシーンは、人間を憎むサンがアシタカに穏やかな眼差しを送っていたり、アシタカがサンに毛布がわりの毛皮をかぶせてやったりと、2人の間には甘やかな空気が感じられます。
「この時点で、2人は想い合っていた」なら、わたしも「そうだろうな」と思うのですが……
「関係を持った」は、ちょっと飛躍しすぎじゃないかと思ってしまうんです。
わたしがファンとしてそう考える根拠がありますので、説明させてください。
【やってる説否定の根拠】洞窟のシーン時点のアシタカに、そんな余裕はない
「やってる説」を否定する根拠ですが、「洞窟のシーンでのアシタカに、そんなことをする余裕はない」から、です。
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洞窟にいた時の、アシタカの状況をよく思い出してみてください。▼
- アシタカは、石火矢によって命に係わる重傷を負っていた
- 意識が混濁したまま、何日も眠り続けていた
- 洞窟のシーンで、ようやく歩けるようになった
これを裏づける前後のストーリーと、重要なセリフをまとめました。▼
タタラ場で石火矢に撃たれたアシタカは、生きているのが信じられないほどの重傷を負ってしまいます。
呪いの力で辛うじて命をつなぎ、シシ神のおかげで傷口は塞がりましたが、サンに渡された干し肉を噛むこともできず、話す声にも覇気がないほど。
「シシ神が助けたから」という理由でサンがアシタカを介抱しますが、アシタカは意識を失ったまま何日も眠り続けます。
そして問題の洞窟のシーンで、ようやく立って歩けるまでに回復しました。
「私は何日も眠っていたようだ。夢うつつにあの子の世話になったのを覚えている」
>>アシタカのセリフ
「歩けたか?」
>>サンのセリフ
上記のストーリーの流れから考えても、下世話な話になりますが、アシタカにそこまでの余裕はなかったはずです。
これ、わたしが女性だからこう考えるのかなとも思ったのですが、夫も「ないと思う」と、同意見でした。
個人的に「やってる説」を否定する根拠はこの一点に尽きるのですが、「どう考えても無理でしょ……」と思うんですよ。
「危険な状況だからこそ種を残そうとする本能」とか「想いの深さ」とかあるのかもしれませんが、わたしは、少なくとも洞窟の時点では「違うんじゃないか」と思うんですよね……
筆者の考え
「サンとアシタカが洞窟でやってる説」は、ただの都市伝説ではないか。
「サンとアシタカがやってる説」は、どこから広まったウワサなの?
そもそもこのウワサが広まったのは、映画評論家である岡田斗司夫さんの考察であるようです。
岡田さん曰く、「やってる説」の根拠となっているのは、
- 鈴木敏夫プロデューサーと、
- 宮崎駿監督の発言 であるとのこと。
評論家としての岡田さんが、自身のYouTubeチャンネルで『もののけ姫』を解説された時に、このように話している部分がありました。▼
サンの暮らす岩屋の中で、アシタカは寝ているサンを見つめているんですけど。この時のサンは、かなり無防備な寝顔で寝ていて、おまけに脚も見えているんですね。このシーンのコンテを見てピンと来た鈴木敏夫は、「この時点で、2人はセックスしてますよね?」と聞いたそうなんですよ。
(中略)
ちなみに、その後、鈴木敏夫が問い詰めた結果、宮崎さんは「そんなの、わざわざ描かなくてもわかりきってるじゃないですか!」って言ったそうなんですけど(笑)。
つまり、『もののけ姫』の公式関係者からの情報が、「サンとアシタカがやってる説」の発信源・根拠なのです。
ただし、岡田さんが言っていた「鈴木プロデューサーや、宮崎駿監督の発言」が、変な話、明確な証拠として表に出てきていない、ということが、ちょっと引っかかるところ。
岡田さん自身を疑うつもりはなくて、本当に裏でのやり取りで、そのような会話があったのかもしれません。
とはいえ、はっきりと公式の情報としてあがっていない以上、あくまでも
- 考察のひとつ
- 解釈のひとつ
- 可能性のひとつ
に留まるのではないかな……というのが、わたしが個人的に思うところです。
同じ作品をみて、人の数だけ解釈の余地があるところも、ジブリ作品の面白いところ。
あくまで「わたしはこう思う」という、ひとつの考察の紹介でした。

サンは生理中だった?時代設定から真面目に考察
もののけ姫 サン
— 一縷🍁 (@LgRay_73) August 13, 2021
で検索しようとしたら候補に 生理 て出たの笑うわ。気になりすぎ。
検索ワードに出てきて困惑したのですが、今回の記事の話題のうちに触れておこうと思った次第です。
サンは生理中だった?→公式からは言及なし
結論からいうと、公式からは一切言及されていないし、生理を思わせるような描写もありません。
『もののけ姫』のストーリーには「生理」の要素を入れる意味ってないと思うし、サンの怒りや攻撃的な一面は、全くもって別の理由からきています。
(生い立ち、育った環境、自身のアイデンティティーの喪失 など)
この都市伝説に関しては、さすがにちょっと深読みしすぎだと個人的には思います。
生理の時はどうしてた…?女性筆者が真面目に考察
ただ、大真面目に「生理中はどうしてたんだろう」を考えるなら、タンポンのようなものを使っていたとかじゃないでしょうか?
『もののけ姫』の時代設定である室町時代では、女性たちはそのようにしていたようですね。▼
細長い布をふんどしのように縫い合わせた丁字帯のようなものを使っていたと考えられます。(中略)
タンポンの原型のようなものに、下着をつけているような感じですね!
引用:yoi
サンが身に着けている「人間の文化」は、モロが与えたものです。
二足歩行や、言葉、服、干し肉や入れ墨、裁縫まで取り入れているくらいですから、生理の知識もあったことでしょう。
ふつうの母娘と同じように、きちんと性知識もモロがサンに教えていたものだと、わたしは思っています。

サンとアシタカのその後は?→公式から明かさる後日譚
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「洞窟でやってる説」が都市伝説だとしても、サンとアシタカは、かなり「いい関係」になったように思えますよね。
2人の「その後」は、どうなったんでしょう?
その後、サンとアシタカは「しょっちゅう会っている」
サンとアシタカは、『もののけ姫』のエンディング後、しょっちゅう会っているという内容を、宮崎駿監督が絵コンテに記しています。

さらに宮崎駿監督は、すこしだけ、サンとアシタカの「その後」に言及してくれていました。▼
これからね、タタラ場のこととサンの間に入って、切り刻まれながら生きるしかない。その女の子と自分の国に帰っても、何の解決も付かない。ここで生きていく、と決めると。タタラ場の方は、木を五百本切りたいとするでしょ、サンの方へ行って、ちょっと、五百本切りたいって言うと、ビビって、刺されて、じゃあ、二百五十本で」って(笑)。…生きるって、そういうことですよね。
引用:書籍「もののけ姫」はこうして生まれた
本編ではシリアスなやり取りばかりだったサンとアシタカですが、その後の関わりでは、だいぶ打ち解けている様子が感じられますね。
タタラ場とサンの板挟みで、アシタカは大変そうですが、なんだか微笑ましいです。笑
アシタカは、サンにプロポーズしていた!?
ラストシーンでサンの印象的なセリフがありますよね。
実はこのセリフは「アシタカのプロポーズに答えているセリフ」なんだそうです!▼
「アシタカは好きだ。でも人間を許すことはできない」
これに対して、アシタカが答えるセリフが、また男前。▼
「それでもいい。サンは森で、私はタタラ場で暮らそう。共に生きよう。会いに行くよ、ヤックルに乗って」


ちなみに、どうしてアシタカが故郷の村へ帰らなかったのかは、下記の記事で説明しています。よかったら覗いてみてください。
(記事の目次から飛ぶと、すぐに「アシタカが帰らなかった理由」を読めます。)▼

『もののけ姫』サンに子孫がいる?【千と千尋の神隠し】

これも都市伝説のひとつですが、サンには子孫がいて、それは『千と千尋の神隠し』の主人公・千尋である、という考察があります。
この説の根拠は、『千と千尋の神隠し』で、千尋が湯婆婆と契約を結んだシーン。
「そこに名前を書きな」と湯婆婆が渡してきた契約書に、千尋は「荻野」とすべきところを、間違えた漢字で記入したのです。
(「火」が「犬」になっている。)▼
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— かつおぶし (@katuobushi_k20) March 24, 2024
千と千尋の神隠し
千尋の契約書 pic.twitter.com/w9qPE2bb9L
「犬」の字から、『千と千尋の神隠し』の前作である『もののけ姫』の山犬が連想され、「つまりはサン意識の『犬』なのでは?」と考えられたようです。
「千尋のなかに山犬の記憶が眠っていて、無意識に「犬」と書いてしまった」……と、考察の内容は続いています。
けれど正直な気持ち、わたしはこの説も「顔が全然違うので、違うかな」とは思ってるのですが、ジブリ作品同士でつながりがあるかもというのは、面白いですよね。

余談ですが、「『もののけ姫』の最後の最後に現れたコダマが、のちのトトロになる」という考察もありますね。
(しかも、宮崎駿監督と、原画を担当した方の会話から生まれた公式設定だとか)
最後のコダマがトトロになった都市伝説については、下記の記事でも触れています。▼


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