- 『葬送のフリーレン』に出てきたドワーフとかエルフって何?元ネタは?
- エルフとかドワーフとかミミックとか聞いたことはあるけど、よく知らない。
- アニメの雰囲気が好きだけど、単語が分からなくて内容についていけない。
『葬送のフリーレン』はマンガ・アニメともに大人気の作品。
ですがその人気の陰で、耳慣れない単語の多さに困惑した人も少なくありませんでした。
この記事では、できるだけカンタンに『葬送のフリーレン』の用語のイメージを解説していきます。
こんな人におすすめ
- 「ドワーフ」や「エルフ」が何かよく知らない人
- あまりファンタジーやゲームに触れてこなかった人
- ガチのやつじゃなくて、ゆるっとイメージを掴みたい人
- 『葬送のフリーレン』を楽しみたい人
※『ドラクエ』…『ドラゴンクエスト』。たぶん日本で一番有名なロールプレイングゲーム(=RPGゲーム)
\サブスクもいいけど、わたしはアナログ派…/
ドワーフやエルフの元ネタは?『フリーレン』に登場の「種族」を解説
- ドワーフ
- エルフ
の元ネタは、北欧神話に出てくる「伝説上の種族」です。
ドワーフやエルフはマンガ・アニメの造語ではなく、日本でいうところの
- 八百万の神さま
- 妖怪
みたいなものなんですね。
よくファンタジーの物語などで、キャラクターのモチーフとして使われます。
それぞれカンタンな説明と、イメージ画像を調べました。
※コワイ画像はなし
この記事ではライトな画像を引用しています。
ドワーフとは
ドワーフとは、もともとは北欧神話に出てくる「小人の妖精」です。
「ドワーフ」イメージ▼
大きく分類するとドワーフとエルフは同じ存在なんですが、ドワーフは「ダークエルフ」などと呼ばれ、イメージには結構ちがいがあります。
ファンタジーのキャラクターとしてよく使われていて、大体どの作品にも共通してるドワーフの特徴は、こんな感じ。▼
- 小さな背丈
- もじゃもじゃのヒゲ
- 力がとても強い戦士
- 斧やハンマーで戦う
- 人間よりは長生きだけど、エルフほどは生きない(200~300年ほど)
有名な「ドワーフ」たち
- グリム童話『白雪姫』に出てくる「7人の小人」たち
『葬送のフリーレン』では、
- 勇者ヒンメルの仲間の、戦士アイゼン
- フォル爺
がドワーフ族として登場します。
エルフとは
エルフも起源は北欧神話で、そこに出てくる「魔力を持った妖精/精霊」のことをいいます。
「エルフ」イメージ(画像手前の女性)▼
ドワーフと同じく伝説上の存在なので、よくファンタジーのキャラクターとして使われています。
作品によって色々なエルフが登場しますが、ほぼ共通したエルフの特徴は、こんな感じです。▼
- 長くて尖った耳
- 長寿、もしくは不死
- 淡い金髪/銀髪の美しい姿
- 高い魔力をもつ
- 豊富な知識
上記のような「エルフ」のイメージは、
- 『ロード・オブ・ザ・リング』(『指輪物語』)
- 『ロードス島戦記』
により広く定着しました。
このあたりも「エルフ」
- グリム童話の『小人のくつや』の妖精
- サンタクロースの手伝いの妖精
『葬送のフリーレン』では、
- フリーレン
- クラフト
- ゼーリエ
がエルフです。
【ミミックとは?】『フリーレン』に登場の「魔物や魔族」を解説
次に、
- ミミック
- 魔物
- 魔族
についてです。
ミミックも魔物の1種ですが、『フリーレン』では人気投票3位をとるほど愛されるキャラクターなので、個別にご紹介します。
ミミックとは【元ネタはドラクエ?】
ミミックは「宝箱に化けた魔物」のことです。
「ミミック」イメージ▼
RPGゲームでは、ふつう宝箱にはアイテムが入っているもの。
しかも「いいアイテム」や「便利アイテム」が入っていたりするので、たいていのプレイヤー(冒険者)は宝箱を無視できません。
そうやって近づいてきた冒険者を、待ち伏せ襲ってくるのが「ミミック」という魔物です。
エルフやドワーフのように伝説上の生物ではないですが、ゲームではいろんな作品に登場する「定番の魔物」のひとつです。
英語の「mimic」が名前の由来で、意味は「擬態する」です。
ミミックはドラクエの魔物では?
さて、すこしRPGゲームに詳しい方なら、疑問に思ったかもしれません。(わたしです。)
もしやパクリ?
結論からいうと、ミミックはドラクエ固有の魔物ではないみたいです。
商標登録もされていないようですね。
参照:特許情報プラットホーム
ですが「ミミック」=「宝箱に化けている魔物」というイメージが広く定着したのは、ドラクエの影響のようでした。
魔物とは
ミミックを先に説明しちゃいましたが、そもそも「魔物」て何?という方のために解説を。
魔物とは「モンスター」や「怪物」のことです。
一般的にRPGゲームにおいて「倒すと主人公たちのレベルがあがっていくやつ」ですね。
作品やキャラクターによって、
- 神や人間を脅かす邪悪なもの だったり、
- 人間にも友好的なマスコット的存在
だったりします。
魔族とは
魔族の定義は作品によってさまざま。
『葬送のフリーレン』においては、
魔族とは「言葉を話す魔物」とされます。
多くの場合、神や人間たちに敵対する悪魔的存在に描かれます。
【勇者とは?】『フリーレン』に登場の「職業」を解説
- 勇者
- 僧侶
- 魔法使い
- 戦士
- 武道僧(モンク)
- 盗賊(シーフ)
は、多くのRPGゲームにおける「職業」です。
ただし、わたし達が普段つかっている「職業」とは印象がちょっとちがいます。
「称号」「役割」の方がイメージを掴みやすいかもしれませんね。
この「職業」の種類によって、使える技や魔法、得意不得意などがちがいます。
作品によって設定はさまざまなので、ここでは大まかなイメージを少しご紹介しますね。
勇者とは
勇者とは「魔王を倒すもの、または倒したもの」と考えたらいいでしょう。
ゲームなどにおける「勇者」の概念やイメージは、日本の代表的なRPGゲーム『ドラゴンクエスト』によって広く浸透しました。
一般的な「勇者」
- ゲームなどの主人公
- 魔王を倒すことが目標または使命
- 戦士や魔法使いを仲間とし、パーティを組んで魔王討伐の旅をしている
- 武器は剣だが、物理攻撃から魔法まで幅広い技を使う「オールラウンダー」なことが多い
- 旅の後半で、特別な剣(勇者のつるぎ・聖剣など)を手に入れる
『葬送のフリーレン』では、
- ヒンメル(人間)
が勇者です。
たいていの場合、勇者=主人公であることが多いのですが『フリーレン』のヒンメルはちがいますね。
その意外性が『フリーレン』の面白いところのひとつだと個人的に思っています。
『葬送のフリーレン』の面白いところ・魅力について、こちらの記事後半でも紹介しています。▼
【葬送のフリーレンアニメ】つまらない理由7つ!何が面白いのか魅力も紹介
僧侶とは
僧侶とは、「回復」を専門につかう者です。
作品によっては「ヒーラー(治癒術師)」とも呼ばれます。
一般的な「僧侶」
- 回復系の魔法をつかう
- 状態異常(呪いや毒など)を治すこともできる
- 攻撃魔法はあまりつかえない
- 武器はヤリ。しかし攻撃はふつう戦士や魔法使いがやるので、僧侶が攻撃するのは稀。(回復が必要ないくらい優勢で、やることがないときに仕方なく攻撃するイメージ)
『葬送のフリーレン』では
- ハイター(人間)
- ザイン(人間)
が僧侶です。
魔法使いとは
魔法使いとは、「魔法」とくに「攻撃用の魔法」を得意とする者です。
一般的な「魔法使い」
- 強力な攻撃魔法が得意
- 少女や老人であることが多い
- エルフはだいたい「魔法使い」
- 物理攻撃は苦手
- 守りが弱く、ダイレクトに攻撃をくらうと致命傷になることも
- フリーレン(エルフ)
- フェルン(人間)
- 大魔法使いフランメ(人間)
- ゼーリエ(エルフ)
が魔法使いです。
戦士とは
戦士とは、「物理攻撃」に特化した者です。
一般的な「戦士」
- 物理攻撃が得意
- 剣や斧、ヤリを武器とする
- ちからが強く、守備力もたかい
- 魔法はあまりつかえない、または全くつかえないことが多い
- アイゼン(ドワーフ)
- シュタルク(人間)
が戦士です。
武道僧(モンク)とは
武道僧(モンク)とは、「格闘技」でたたかう武道派の僧侶のことです。
ドラクエでいうところの「武闘家」「パラディン」のポジションですね。
元ネタは「モンク僧」で、もともとは修道士や修行僧を指す言葉だそうです。
一般的な「武道僧(モンク)」
- 格闘技でたたかう
- すばやく動ける
- 回復系の魔法もつかえる(僧侶なので)
- クラフト(エルフ)
がモンクです。
盗賊(シーフ)とは
盗賊(シーフ)とは、便利な「特殊能力」をもった者のことです。
味方である場合は、実際の「盗賊」「どろぼう」とはイメージが大分ちがいます。
盗賊(シーフ)は作品によって、とくに能力やイメージにバラつきが大きい職業ですね。
一般的な「盗賊(シーフ)」
- 宝箱の罠(ミミックなど)を見破れる
- カギがなくても宝箱を開けられる
- 聞き耳を立てたり忍び足をつかうなどして、魔物に見つからずにダンジョンを移動できる
- 武器は短刀などコンパクトなもの
- 盾を装備できないことが多い
『フリーレン』では出てきていませんが、ミミックかどうか見分けられるのでフリーレン一行には必要な職業かもしれません。
【パーティとは?】その他の『フリーレン』用語を解説
もうちょっとだけ。
パーティとは?
『フリーレン』でよく聞くパーティとは、何人かで組んだ「チーム」のことです。
語呂によって「一行(いっこう)」ともいいます。
「勇者パーティ」なら
ヒンメル、ハイター、アイゼン、フリーレンのチーム
「フリーレン一行」なら、
フリーレン、フェルン、シュタルク、ザインのチーム
というわけです。
ギルドとは?
ギルドとは、「団体」「組合」のことです。
『フリーレン』では「商人ギルド」という言葉がチラッとだけ出てきました。
彼らは商売をするにあたって、お互い助け合うことを目的にギルドを結成していると思われます。
そもそもなんで説明が少ないの?
『葬送のフリーレン』であまり言葉の説明がされない理由は、メインのターゲット層であるファンタジーやRPGゲーム好きな人にとっては、もはや「知ってて当たり前の知識」だからです。
- ファンタジーやRPGゲームが好きな人
- なんとなくでも単語のイメージが湧く人
にとっては、いちいち説明がないことで
- 世界観に没頭できるし、
- 話のテンポもいいしで
ストレスなく楽しめるのです。
「分からない単語」があると、ストーリーどころじゃなかったりしますよね
『葬送のフリーレン』に登場する種族や職業などを、カンタンに解説しました。
大まかなイメージは掴めたでしょうか?
『葬送のフリーレン』では独自の設定がプラスされていたり、あえて定番から外していたりすることも。
作中であまり言葉の説明がされないので「なんで!?」と思われるかもしれませんが、そこも『フリーレン』のいいところだとわたしは思っています。
世界観に集中できるからです。
『葬送のフリーレン』はマンガもアニメも本当に雰囲気や空気感がステキなので、この機会にぜひもっと好きになってください。(*^^*)
\『葬送のフリーレン』のきれいな世界観をお手元に…/