- 『もののけ姫』のグロいシーンは?
- 『もののけ姫』ってこんなにグロいのに、全年齢向けで大丈夫なの?
- わざわざグロシーンを入れた理由は?
今回は、こんな疑問の答えを調べました。
こんな人にオススメ
- 『もののけ姫』を観たことがある人
- 『もののけ姫』のグロいシーンに衝撃を受けた人
- 子供に見せても大丈夫?と心配な人
『もののけ姫』を観た多くの人が感じているように、ほかのジブリ作品と比べてもグロいシーン・怖いシーンが多いですよね。
「子供の頃に観てトラウマになった」「思ったよりグロくて衝撃だった」と言われる怖いシーンを紹介・解説し、全年齢向けである理由やグロシーンをわざわざ入れた理由まで、徹底的にまとめました。
\かわいいが、いっぱい/
じつは、ジブリを無料で見る方法もあります。

\ジブリが見れる/
\30日間無料お試しできる/

『もののけ姫』のグロい・怖いシーン11選|腕が飛ぶ・首が飛ぶなど
-1024x554.jpg)
観た人に衝撃とトラウマを与えた『もののけ姫』のグロいシーン・怖いシーンを、時系列順にまとめました。
石壁を破って現れるタタリ神
アシタカが元いた村「エミシの村」で、タタリ神が初めて登場するシーンです。『もののけ姫』を観て、一番最初に「あっ、これ怖い映画だ」となるシーンなんじゃないでしょうか。
ビチビチとうごめく黒い蛇状の「何か」。一瞬の静寂のあと、派手に石壁を破って登場した怪物に、恐怖した視聴者も多かったようです。
-300x162.jpg)
タタリ神の目に撃ち込まれる矢
襲われそうになったカヤたちを守るため、アシタカがタタリ神の目に矢を射るシーン。
それまでは「鎮まり給え」と説得を試みていたアシタカでしたが、カヤたちに危機が迫ったのを見た瞬間、迷いなく矢を構えました。
-300x162.jpg)
音や衝撃にリアリティがあり、『もののけ姫』がどんな雰囲気の映画なのか、視聴者に知らせる意図もあったのかもしれませんね。
腐り落ちていくタタリ神
アシタカに討たれ、果てる瞬間のタタリ神。
「汚らわしい人間どもよ。わが苦しみと憎しみを知るがいい……」と恨み言を口にしながら、絶命しました。
個人的には、ここが子供の頃一番怖かったシーンです。毎回どうしても直視することができなくて、目を手で隠しながら観ていたのを覚えています。(同じ方いませんか?)
侍の腕が飛ぶ・首が飛ぶ
『もののけ姫』のグロいシーンとして、よく挙げられる場面のひとつだと思います。
エミシ村を出たアシタカは、旅の途中、田舎侍たちの小競り合いに遭遇します。襲われる村の女性を守るためにアシタカが放った矢は、呪いによって威力が増し、腕ごと侍の刀を弾き飛ばしました。
このシーンをよく見ると、アシタカのやろうとしたことは、単に「侍の刀をはじく」「兜を射って落馬させる(?)」だけだったことが分かります。想定外に命を奪ってしまい、戸惑うアシタカを描いた大事なシーンでもあるんです。
とはいえ、映像として「腕が飛ぶ・首が飛ぶ」のは、かなりグロいですよね。このシーンはスタジオジブリ作品の中でも珍しく、かなり直接的な暴力表現です。
視聴者の中には「子供のころに見て衝撃を受けた」「思った以上にグロかった」という声も多く、今なおトラウマシーンとして語られています。
秘密の庭の人々
「ここはみな恐れて近寄らぬ私の庭だ」というエボシに案内され、アシタカが踏み入った「秘密の庭」。
そこには包帯を巻いた人々が何人もいて、中には人体の一部を失ったらしき人も。
包帯の人々はエボシと微笑まし気に話してはいましたが、映像としては、少しショッキングでしたね。

石火矢の威力とアシタカの呪い
エボシを気絶させられ激昂したタタラ場の女性のひとりに、アシタカが石火矢で撃たれるシーン。
女性には直前に戸惑う様子が見られたものの、止められず、石火矢はアシタカの胸を貫通します。位置的には心臓あたりに見えますが、アシタカは多少ぐらついただけで、そのまま歩いて去っていきました。
映像のグロテスクさに加え、明らかに人間離れしたアシタカの様子も異様で、ゾッとするシーンですね。
エボシ軍と浅野侍の戦
石火矢衆や女たちを連れ、攻めてきた浅野侍たちを迎え撃つエボシ。
エボシの号令で放たれた石火矢は、侍たちを蹂躙しました。そして石火矢の煙が晴れたシーンには、ひじから先を失った侍たちの姿が……。
地雷火の犠牲者たち
赤い唐傘を目深にかぶったジコ坊の部下たち「唐傘連」は、戦いの中で、地雷火(爆弾のようなもの)を用いて猪神たちを攻撃。
地雷火の爆発は猪神たちだけでなく、タタラ場の男たちをも巻き込んで、多くの犠牲者を出しました。
山のように積みあがった猪神たちや、並べて安置された犠牲者たちは、戦いの激しさや、虚しさを語るようです……。
傷ついた乙事主
-300x162.jpg)
命辛々といった様子で、サンやモロの子と共にシシ神の池を目指す傷ついた乙事主。
こちらも生々しい傷が描かれ、グロテスクでした。
猩々たち曰くの「生き物でも人間でもないもの」も恐ろしかったですね。
正体は、戦いに殉じた猪神たちの皮を被った唐傘連やジバシリたちでしたが、まるでゾンビのようでした。
-300x162.jpg)
乙事主が「戻ってきた…戻ってきた……ああ、黄泉の国から戦士たちが帰ってきた!」というシーンも、悲しくて個人的に印象に残っています。
モロの首・エボシの腕
命果て、首だけで動いたモロ。
そのモロに、腕を食い千切られたエボシ。こちらも衝撃的で、怖いシーンでした。
モロの首がエボシの横を過ぎ去り、次の瞬間には腕がなかったあの場面は、思わず「……えっ?」と声が出ました。
首なしのデイダラボッチ

首を取り戻そうとするデイダラボッチが触れたものは、容赦なく命を吸い取られて行きます。
次々と人々が倒れ、木々が枯れ、コダマたちが落ちていく、絶望的なクライマックスです。

【ネットの声まとめ】グロい・気持ち悪い・トラウマ、など

ネット上にある、『もののけ姫』がグロい……と感じる人のコメントをまとめました。
- グロすぎる……放送禁止レベルでは?
- こんなにグロいのに、なんで年齢制限がないんだろう?人気作品だから?
- 幼稚園生の時に観て、トラウマになった。今でも観たくない。
- 少年漫画とかでもグロいシーンはあるし、大丈夫かと思ったけど、想像以上にグロかった。
- 「グロい」「気持ち悪い」と言われるけど、そこまで感じなかった。今はやりの少年漫画原作アニメの方がグロいと思う。

『もののけ姫』はグロいのになぜ全年齢向け? 子供が見ても大丈夫?
-1024x554.jpg)
結論からお伝えすると、「『もののけ姫』に年齢制限がない理由」のハッキリとした答えは、見つけられませんでした。
ただし、可能性として「こうではないか」と考えられる理由が、2つ見つかったので、紹介します。
【可能性①】公開当時は年齢制限の基準がなかったから?
『もののけ姫』に年齢制限がない理由の可能性・1つ目は、「『もののけ姫』公開当時は、年齢制限の基準がなかったから」。
調べてみましたが、事実、映画の年齢制限の仕組み(レーティング制度)ができたのは、『もののけ姫』の公開よりあとのことだそうです。▼
- 映画分類基準(レーティング制度)が制定・整備されたのは、2009年4月23日
- 『もののけ姫』が公開されたのは、1997年7月12日
つまり、『もののけ姫』の公開当時には映画の年齢制限がなかったために、「全年齢向け」として扱われている可能性があります。
【可能性②】『もののけ姫』で伝えたいことを理解してもらうため?
『もののけ姫』に年齢制限がない理由の可能性・2つ目は、「『もののけ姫』を通して伝えたいことを、子供たちにも理解してもらうため」です。
公式の情報としては見つけられなかったのですが、宮崎駿監督は海外インタビューにて、下記のように答えたことがあるようです。▼
僕がこの映画を作り始めた頃は、あまり幼い子供には見てほしくないと思っていました。でも、映画の完成が近づくにつれ、小さな子供たちも映画のメッセージを直感的に理解してくれるだろうと信じられるようになってきたんです。
引用:超訳コネクト
つまり、あえて子供たちにも観てもらうため、年齢制限をつけなかったのではないか、という可能性です。
そもそも、宮崎駿監督が『もののけ姫』を作った一番の理由は、「日本の子供たちが、生きる意味に疑問を持っているから」だったそう。▼
この映画を作った一番の理由は、日本の子供たちが「どうして生きなきゃいけないんだ」という疑問を持っていると感じたからです。
ということは、肝心の子供たちに観てもらうことが、一番ダイレクトに『もののけ姫』のメッセージを伝えられる方法です。
『もののけ姫』にグロいシーンが多いにも関わらず「全年齢向け」である理由は、「あえて子供たちにも観てもらい、映画のメッセージを伝えたかったから」かもしれません。
CMでは、あえてグロいシーンを見せた?
とはいえ子供に見せるには、あまりにもグロテスクな映像が多いですよね。
そのため『もののけ姫』のCMでは、あえてショッキングなシーンを出して、子供たちの親に「これはどういう映画か」を事前に知らせていたのだそうです。▼
手や首が飛ぶ過激なシーンが用いられた特報、予告編で用いられた「人はかつて、森の神を殺した」というフレーズは、これまでのジブリ作品とは違うことを事前に知ってもらうために打ちだしたもの
引用:アニメハック
現在では、口コミやSNSで「『もののけ姫』はグロい、怖い、トラウマ」などの情報も飛び交っていますから、一応は、自衛もとれる環境……といえるかもしれません…?
それでも、「こんなにグロいの…?」「もっと警告文とかあってもいいんじゃ…?」などの困惑コメントも出るくらいですから、なんとも言えませんね……

海外版には年齢制限がある?
海外版の『もののけ姫』には、年齢指定(レイティング)がついています。▼
アメリカで『もののけ姫』はPG-13指定
引用:スタジオジブリ
ただし「PG-13指定」とは「一部のシーンが13歳未満の子供には不適当かもしれないので、親は強く注意してほしい」というだけの注意なので、「13歳未満の子供は、絶対見ちゃダメ」ということではありません。
親が判断し「大丈夫」ということであれば、海外の13歳未満の子供でも、『もののけ姫』を観ることができているようですよ。

わざわざグロいシーンを入れた理由は?→メッセージ性を強めるため?

宮崎駿監督が『もののけ姫』にわざわざグロいシーンを入れた理由について、こちらも公式が示すハッキリとした答えは見つけられませんでした。
ですが、どうも「メッセージ性を強めるため」ではないかな……?という感じがします。
【考察】「グロシーンを入れた理由」と「『もののけ姫』が伝えたいこと」
先に「『もののけ姫』が伝えたいこと」ですが、公式の本の中で、宮崎駿監督は下記のように答えています。▼
この映画を作った一番の理由は、日本の子供たちが「どうして生きなきゃいけないんだ」という疑問を持っていると感じたからです。
憎悪と殺戮のさ中にあっても、生きるにあたいする事はある。素晴らしい出会いや美しいものは存在し得る。
わたしはこの二文が「『もののけ姫』が伝えたいこと」であり、「グロシーンを入れた理由」なんじゃないかと考えます。
分かりやすくまとめると、▼
『もののけ姫』が伝えたいことは、「辛く苦しい中にも、生きる喜びはある」?
その「辛く苦しい中」を強烈に表現するのに、グロいシーンや怖いシーンが必要だった?
『もののけ姫』の物語の中で、アシタカやサン、エボシやモロたちは、仇討ちや信念のために戦います。
激しい憎しみを抱え、血みどろに傷つき、腕や命を失うような残酷さの中にあっても、大切な存在を得たり、愛を得たりして、「それでも生きよう」と前に向かっていくエンディングを迎えました。
つまり「辛く苦しい人生でも、生きる喜びもある」ことを、『もののけ姫』は強烈な映像を通して、伝えているのです。


同じメッセージを、もっと子供向けにやさしく伝える映画や作品もあります。
ですが『もののけ姫』は、リアルなグロシーンを織り交ぜることで、より鮮烈に「苦しみの中にある生きる喜び」を伝えているのではないでしょうか?
そのために、心に衝撃を与えるほどのグロテスクさが、『もののけ姫』には必要だったのではないでしょか?

\かわいいが、いっぱい/
\ジブリが見れる/
\30日間無料お試しできる/
まとめ|『もののけ姫』がグロいのは、子供たちにも「辛く苦しい中にも生きる喜びはある」と伝えるため?
『もののけ姫』がグロいのに全年齢向けである理由などについて、考察や説明をしました。
確かにグロい表現が苦手な人にとってはトラウマ級の作品ですが、その分、強烈に「生きろ。」のメッセージを伝えてくれている素晴らしい作品だと、いちファンとして思っています。
このブログでは、ジブリ作品についての説明や考察などを主に取り上げているので、よかったら他の記事も覗いていってくださいね。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

\かわいいが、いっぱい/
じつは、ジブリを無料で見る方法もあります。

\ジブリが見れる/
\30日間無料お試しできる/
TSUTAYAディスカス登録方法
- まずは公式サイトへアクセス
- 「30日間無料で試してみる」をタップ
- 画面に従って、入力
- 「サービス利用規約と個人情報の取り扱いに同意する」にチェックして「次へ」
- 「登録する」をタップ【★お試し期間をメモしておきましょう】
- 「登録完了メール」が届けばOK
\ジブリが見れる/
\30日間無料お試しできる/