ジブリ 千と千尋の神隠し

【千と千尋の神隠し】ハク龍のモデルは?本名や姿の元ネタを徹底調査

2024年8月10日

※アフィリエイト広告を利用しています

『千と千尋の神隠し』の中でもとくに人気の高いハク。

日本的で浮世離れした美しさと落ち着いた声、いつも千尋に寄り添って導いてくれる優しさ・頼もしさに、心奪われた人は多いようですよ。

龍の姿もまた神々しくて、かっこいいですよね!

そんなハクですが、じつはモデルになった神様や動物がいるんです。

今回の記事では、ハク龍について、

  • 本名
  • 姿(龍・人間)

のモデルをまとめてみました。

それではお話ししましょう

あわせて読みたい

\ジブリや未配信アニメも見れる/
無料期間中の解約もOK

TSUTAYAディスカス

『千と千尋の神隠し』ハク龍のモデルは?【本名】

引用:スタジオジブリ

ハクは本名を「ニギハヤミコハクヌシ」といいます。
(英語版では 「Kohaku River」)

『千と千尋の神隠し』終盤で、千尋が思い出した川の名前をきっかけに明らかになりましたね。

千尋が言ったように「神様みたい」な立派な名前ですが、それもそのはず。モデルになった人物も神様なんです。

ハクのモデルは日本神話の神様

ハクのモデルは、日本神話に出てくる神様「饒速日命(ニギハヤヒノミコト) 」です。

ジブリ公式本「ロマンアルバムで明言されています。

たしかに、ハクの本名である「ニギハヤミコハクヌシ」と、響きが似ていますよね。

一説によると、ハクのモデルになった「饒速日命(ニギハヤヒノミコト) 」は奥さんが「瀬織津姫(セオリツヒメ)」という神様だそうですが……

この「瀬織津姫(セオリツヒメ)」は、あらゆる罪や穢れを完全に祓い去ってくれる神様で、龍神(白龍)や川の神様としても信じられているそうです。

この辺りからもハクとの関係性が感じられて、ニマニマしちゃいますね。

ただ「饒速日命(ニギハヤヒノミコト)」 は謎の多い神様で、あまり文献が残っておらず、詳しいことは分からないのだとか。

ハクの本名を漢字で書くと?

公式では「ニギハヤミコハクヌシ」とカタカナ表記なので、ハクの本名に漢字はありません

とはいえファンとしてはちょっと気になったので、仮に「ニギハヤミコハクヌシ」と漢字で書くとしたらどうなるのか、調べてみました。

モデルになった神様が「饒速日命(ニギハヤヒノミコト) 」なので、それと水に関連する「速水」から、

「饒速水琥珀主」とか「饒速水小白主」

になるんじゃないか?と考える人が多数でした。

もしくは「ハヤミ」を「速美」と考え

「饒速美琥珀主」「饒速美小白主」

ではないかとする人も。

『千と千尋の神隠し』ハク龍のモデルは?【龍・人間】

引用:スタジオジブリ

ハクは人間と龍、2つの姿を持っています。

  • 龍の姿(=ハク龍)
  • 12歳の少年の姿

のモデルについてもまとめました。

龍の姿は、実在の動物がモデル

ハク龍は、実在の動物をモデルに制作されたようです。

それが、うなぎと犬

うなぎは動き方犬は口周りの描写の参考になったそうですよ。

言われてみると「なるほどな〜」と納得で、おもしろいです!

ぱっと想像する龍って、もっとゴツゴツして物々しい姿かと思いますが、ハク龍はなんだか繊細で、色っぽさも感じる姿ですよね

ウロコに反射する光具合も「川の神様!」って感じがして、好きなんですよ

人間の姿のときは、平安~鎌倉時代ごろの少年がモデル?

ハクの人間の姿のモデルは、調べましたが分かりませんでした。

ですが衣装や髪型は、日本の歴史の中で実際に用いられていたもののようです。

まず衣装ですが、ハクが着ているのは「水干(すいかん)」という狩衣の一種。

宮崎監督の絵コンテに「水干を着た少年」という記載があるそうですよ

(※細かい部分はすこし違うようなので、「水干っぽい衣装」が正しいかもしれません)

水干は昔の男性装束のひとつで、平安時代末期には多くの庶民が着ていたようです。

さらに鎌倉時代に進むと、公家や武家の子ども(元服前の童形)の礼装としても用いられてきました。

ハクは神様だし礼服の意味で着ていたのかと思ったのですが、よく考えると千尋やリンたちも色違いの同じ服を着てるので、平常着として支給されたものなのでしょうか??

引用:スタジオジブリ

髪型は「禿(かむろ)」とよばれる、今でいう「おかっぱ頭」。

これは元服前(成人前)の子どもの髪型で、『平家物語』には密偵(スパイ)としてたくさん登場します。

ハクは人間のときは「12歳の少年」の姿ですから、特定の人物というよりは、ざっくり「平安時代らへんの少年」がモデルになっているのかもしれませんね。

コハク川は実在するの?【ハクの正体】

引用:スタジオジブリ

『千と千尋の神隠し』の作中で、ハクの正体は「コハク川」の神様であることが明かされます。

もし実在するなら、ファンならぜひ聖地巡礼に赴きたいところですが……残念ながら「コハク川」は架空の川。わたしたちの世界には存在しない川であるようです。

作中での千尋の話によると、「コハク川」は昔千尋の家の近くを流れていた川でしたが、マンション建設のため埋め立てられてしまったのでしたね。

近代化などで日本にそういう川はたくさんあるでしょう。

ちなみに物語がラストを迎えたあと、ハクは宣言通り湯婆婆と話をつけて元の世界に帰り、小さな小川となって千尋と再会を果たしたという考察があります。

いわゆる「幻のラストシーン」というやつですね。

あわせて読みたい

また、ハクの正体について「じつは千尋の兄である」という都市伝説もあります。

気になる人はこちらも覗いてみてくださいね。▼

あわせて読みたい
¥5,100 (2024/07/22 16:13時点 | Amazon調べ)

まとめ:ハク龍のモデルは日本神話の神様


千と千尋の神隠し [DVD]

ハク龍のモデルについて、くわしく調べてみました。

  • 『千と千尋の神隠し』ハク龍のモデルは、「饒速日命(ニギハヤヒノミコト) 」
  • 龍の姿は、うなぎと犬がモデル
  • 人間の姿のときは、平安時代末期ごろの衣装と髪型をしている
  • コハク川は架空の川なので、実在はしない

『千と千尋の神隠し』ジブリ作品全体の中でも、ハクはとくに人気の高いキャラクターのひとりです。

本当に神話の神様がモデルだと知ってから観ると、また味わい深いかもしれませんよ。

楽天でジブリグッズを見てみる

\ジブリや未配信アニメも見れる/
無料期間中の解約もOK

TUTAYAディスカス

スポンサーリンク

-ジブリ, 千と千尋の神隠し